こんにちは、当ブログを運営しているしょうです。
私は会社員として10年以上働いてきましたが、「人よりミスが多い」「仕事が続かない」「評価されない」と感じる場面が何度もありました。
精神科で相談した際には「ADHD傾向があるかもしれない」と言われ、自分でも「どうしてうまく働けないんだろう」と悩んできた一人です。
そんな自分でも、働き方を見直し、環境を選び、仕組みを工夫することで、少しずつ「自分らしく働ける道」が見えてきました。
やらなきゃいけないのに、やる気が出ない
仕事は溜まっている。
頭ではわかっているのに、どうしても手が動かない。
ADHD傾向がある人にとって、「やる気が出ない」「動けない」はよくあることです。
これは怠けや根性の問題ではありません。
脳の仕組みと、タスク設計の問題かもしれません。
やる気が出ないときにありがちな状態
やらなきゃ…と思うほど体が動かなくなる
「やる気を出さなきゃ」と思うほど、プレッシャーが強くなり、ますます動けなくなる。
この悪循環にハマってしまうと、さらに自己否定が強まります。
先延ばししてしまい、自分を責める
気づけば今日も1日が終わってしまう。
「結局また何もできなかった」と落ち込む人は多いです。
ADHD特有の“やる気が出ない”背景
脳が刺激を求めている
ADHD傾向のある人は、ドーパミン(やる気や集中に関わる物質)の分泌が少ないと言われています。
退屈・単調な作業では、どうしても動けなくなりがちです。
目の前のことが“ピンとこない”
抽象的・長期的な目標は、イメージしづらくなりやすい特性があります。
結果、「なぜ今これをやるのか」がわからず、動けなくなるのです。
やる気を起動させるための工夫
最初の一歩を「とにかく小さく」する
1分だけ開く/1行だけ書く/タイトルだけ考える。
“始める”ハードルを極端に下げることで、動き出しやすくなります。
タイマーを使って“区切り”をつくる
ポモドーロ(25分作業+5分休憩)など、時間で区切ると脳が切り替わります。
短時間の作業でも「できた感」が積み重なります。
「やらないと困るタスク」だけやると決める
全部やろうとすると動けなくなる。
その日一番大事なタスクを1つだけ選んで、「それさえできればOK」とするのも有効です。
身体を動かしてから取りかかる
軽く散歩する、ストレッチする、深呼吸する。
脳が動かないときは、身体からスイッチを入れる方が早いです。
まとめ|やる気を出すことより、「動ける形」を作る
やる気が出ないのは、努力不足ではなく、“やり方”が脳に合っていないだけかもしれません。
意志ではなく、仕組みで動けるようにする。
自分に優しく、「動き出せる方法」を持っておくことが大切です。