気持ちが沈みすぎて、浮かんでこない
朝が来るのが怖くて、会社に行くのが苦しくて。
食欲もなくて、何を食べても味がしない。
もう戻ってこれないかもしれない――そう感じていました。
仕事がしんどすぎて、精神科へ
その頃の自分は、完全に限界でした。
ミスばかりで怒られて、空回りして、どんどん自信をなくしていって。
まわりは普通にこなしてるのに、自分だけうまくできない。
それでも「自分が悪い」「もっとがんばらなきゃ」って思って、無理に動き続けていました。
でも、ある日ふと、「このままじゃ壊れる」と思ったんです。
それで、精神科に行ってみることにしました。
「ADHD傾向がありますね」と言われた
医師の口から出たのは、「確かにADHD傾向があるかもしれませんね」という言葉でした。
その瞬間、胸の奥がスッとしたような、でもどこか引っかかるような…複雑な気持ちでした。
「やっぱりそうか」
「これからは、この特性とうまく付き合っていく必要があるんだな」
そして、どこかホッとした自分もいました。
診断は、自分を知るためのきっかけになった
診断を受けたからといって、人生が劇的に変わるわけではありません。
でも、自分の特性を客観的に見るヒントにはなりました。
「ダメな自分」じゃなく、「傾向のある自分」なんだ。
そう思えたことが、少し前向きになるきっかけになりました。
精神科に行くかどうかは、人それぞれ
白黒つけたいタイプの人なら、一度行ってみるのもありだと思います。
でも、無理に行く必要はありません。
「行くほどじゃないけど、なんかしんどい」
そんな状態の人も、たくさんいます。
自分が少しでもラクになる方を選べたら、それで十分です。
まとめ|「壊れそう」と思ったら、立ち止まっていい
働いていると、「しんどい」って言いづらい空気があります。
でも、本当にしんどくなったら、
ちゃんと自分を守る選択をしてほしい。
僕も、あのとき精神科に行かなかったら、どうなっていたかわかりません。
少しでも、「あの頃の僕」と似たような感覚を抱えている人がいたら。
どうか、自分のことを責めすぎないでいてください。