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ADHDの僕が家族と生活する上で大切にしていること3選

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<p>こんにちは、当ブログを運営しているしょうです。</p>

<p>私は会社員として10年以上働いてきましたが、「人よりミスが多い」「仕事が続かない」「評価されない」と感じる場面が何度もありました。<br>
精神科で相談した際には「ADHD傾向があるかもしれない」と言われ、自分でも「どうしてうまく働けないんだろう」と悩んできた一人です。</p>

<p>そんな僕にとって、仕事や日常生活で一番の支えになっているのが“家族”の存在です。<br>
とはいえ、家族との関係も最初からうまくいっていたわけではありません。</p>

<p>ADHDの特性によって、パートナーとのすれ違いや、家の中の混乱、仕事との両立の難しさに直面してきました。</p>

<p>この記事では、「ADHDの自分が家族と生活しながら仕事を続けるうえで大切にしていること」を、リアルな体験ベースで3つ紹介します。</p>

<hr>

<h2>ADHDと家族と仕事|三つ巴でしんどくなる構造</h2>

<p>ADHD傾向のある人が仕事をすること自体、もともとハードルが高めです。</p>

<p>以下のような課題に悩まされることが多いのではないでしょうか。</p>

<ul>
  <li>予定の抜け漏れや遅刻</li>
  <li>タスクの優先順位がつけられない</li>
  <li>片付けや整理ができず、物をなくす</li>
  <li>マルチタスクが苦手で、1つずつしかできない</li>
  <li>疲れやすく、気分の波も大きい</li>
</ul>

<p>さらに、家庭を持つと、</p>
<ul>
  <li>パートナーのペースに合わせるのがしんどい</li>
  <li>子どもの予定や保育園の書類を忘れがち</li>
  <li>家の中が片付かずパートナーと揉める</li>
</ul>

<p>こうしたストレスが積み重なると、「自分は家族の役に立っていない」「仕事も家庭も迷惑かけてばかり」と思い込んで、自己肯定感が下がってしまうのです。</p>

<h2>ADHDの僕が家族と生活する上で大切にしていること3選</h2>

<h3>①「できていないこと」より「どう支え合うか」を話す</h3>

<p>以前の僕は、「なんでできないの?」「ちゃんとしてよ」と言われるたびに、落ち込んでいました。</p>

<p>でも、家族と話し合う中で大事なのは、「何ができていないか」を責めることではなく、<strong>「どうしたらうまくいくか」を一緒に考える姿勢</strong>だと気づきました。</p>

<p><strong>具体的には:</strong></p>
<ul>
  <li>予定が頭に入らない → 共有カレンダーを導入</li>
  <li>タスクが抜ける → 毎朝、ToDoリストを一緒に確認</li>
  <li>イライラしてしまう → 感情のピーク前に休む合図を決める</li>
</ul>

<p>「どうしてできないの?」ではなく、<strong>「何があればできる?」</strong>と聞いてもらえるだけで、プレッシャーが減り、動きやすくなります。</p>

<h3>②「完璧にやる」ではなく「仕組みで回す」</h3>

<p>家族としての役割、仕事のタスク、家事育児……<br>
全部きちんとこなそうとすると、どこかで絶対にパンクします。</p>

<p>だからこそ、「人の力やツールに頼る」ことを前提に考えるようにしています。</p>

<p><strong>我が家で実践している仕組み:</strong></p>
<ul>
  <li>Amazon定期便で買い忘れを防止</li>
  <li>朝のルーティンをスマートスピーカーが読み上げ</li>
  <li>冷蔵庫に予定ボードとToDoシートを貼る</li>
</ul>

<p>人力でなんとかしようとするのではなく、<strong>「どうしたら忘れても大丈夫な仕組みになるか」</strong>を考える方が、結果的に家庭内のストレスも減ります。</p>

<h3>③「助けて」と言いやすい関係を作る</h3>

<p>しんどいとき、つい我慢してしまうと、ある日突然爆発してしまいます。</p>

<p>だからこそ、早めに「今日はつらい」「助けて」と言えるような関係づくりを心がけています。</p>

<p><strong>そのための工夫:</strong></p>
<ul>
  <li>週1回「振り返りタイム」を10分だけ持つ</li>
  <li>感情が爆発する前に、紙に書いて渡す</li>
  <li>「お願いリスト」をスマホにストックしておく</li>
</ul>

<p>僕は口でうまく伝えられないことが多いので、<strong>書いて伝える方法</strong>がとても役立っています。</p>

<p>「できないことがあっても助け合えば大丈夫」という空気があるだけで、仕事も家庭も前向きに続けやすくなります。</p>

<h2>ADHD家族と仕事を両立するための「家庭内工夫」まとめ</h2>

<p>ADHDの特性によって起きる課題は、以下のような工夫で乗り越えやすくなります:</p>

<table>
  <thead>
    <tr><th>課題</th><th>家族との工夫</th></tr>
  </thead>
  <tbody>
    <tr><td>タスクの抜け漏れ</td><td>毎朝ToDo確認タイムを設ける</td></tr>
    <tr><td>時間感覚のズレ</td><td>予定10分前に家族が声かけ+アラーム</td></tr>
    <tr><td>整理整頓ができない</td><td>「置き場のラベル化」+週1片付けタイム</td></tr>
    <tr><td>仕事での疲れ</td><td>帰宅後は「何もしない20分」を確保</td></tr>
  </tbody>
</table>

<p>大事なのは、<strong>家族が「コントロールする」のではなく、「サポートに回る」</strong>という意識です。</p>

<h2>まとめ|ADHDと家族と仕事、それぞれと“丁寧につながる”こと</h2>

<p>ADHDの特性は、日常生活にも仕事にも、そして家族との関係にも、さまざまな影響を及ぼします。</p>

<p>でも、「全部自分でなんとかしよう」と思うのではなく、<strong>家族と協力して“仕組み”を整える</strong>ことで、無理せず暮らしていけるようになります。</p>

<p>最後に、僕が大切にしている3つのことをもう一度まとめます:</p>

<ul>
  <li><strong>① できないことを責めず、“どう支え合うか”を話す</strong></li>
  <li><strong>② 人やツールに頼れる“仕組み”を作る</strong></li>
  <li><strong>③「助けて」と言いやすい関係を育てる</strong></li>
</ul>

<p>ADHDだからこそ、家族との連携が大きな鍵になります。<br>
苦手なことがあっても、それを補い合える関係性があれば、仕事も暮らしも無理なく続けられます。</p>

<p><strong>無理しすぎないで。<br>
一人で抱え込まないで。<br>
できることから一緒にやっていきましょう。</strong></p>

ABOUT ME
しょう
しょう|30代の会社員 「ADHDっぽいかも」と感じながら働いてきました。 ミスや人間関係に悩んだ経験から、働き方を見直すように。 このブログでは、自分に合った働き方を探してきた過程や転職についてお伝えしています。