ADHD気質の僕が合う仕事に出会えた3つの視点

<p>こんにちは、当ブログを運営しているしょうです。</p>

<p>私は会社員として10年以上働いてきましたが、「人よりミスが多い」「仕事が続かない」「評価されない」と感じる場面が何度もありました。<br>
精神科で相談した際には「ADHD傾向があるかもしれない」と言われ、自分でも「どうしてうまく働けないんだろう」と悩んできた一人です。</p>

<p>そんな僕でも、いくつかの失敗と試行錯誤を繰り返しながら、「あ、これは合ってるかもしれない」と思える仕事に出会えました。</p>

<p>この記事では、<strong>ADHD気質を持つ僕が“自分に向いてる仕事”を見つけるために大切にした視点</strong>を3つに絞ってご紹介します。</p>

<hr>

<h2>ADHDに合う仕事って、どうやって見つけるの？</h2>

<p>「ADHDに向いてる仕事って何？」と検索すると、いろんな職種名が出てきますよね。</p>

<p>たとえば：</p>
<ul>
  <li>プログラマー、エンジニア</li>
  <li>デザイナー、動画編集者</li>
  <li>作家、研究職、学者</li>
  <li>広告、マーケティング、企画職</li>
</ul>

<p>でも正直、僕はこう思っていました。</p>
<p><em>「それって、才能がある人向けじゃない？」<br>
「未経験でもできるものなの？」</em></p>

<p>だからこそ大切なのは、<strong>職種の名前を見るのではなく、自分に合う“働き方の視点”から探すこと</strong>だと気づきました。</p>

<h2>ADHD気質の僕が「合う仕事」に出会えた3つの視点</h2>

<h3>① 興味が持てるか、続けたいと思えるか</h3>

<p>ADHDの特徴のひとつに、「興味があることにはものすごく集中できるけど、興味が持てないことはとことん手につかない」という傾向があります。</p>

<p>この「差」が激しいのは、自分でもよくわかっていました。</p>

<p>だからこそ、まず最初に考えたのは：</p>

<ul>
  <li>「これなら知識を深めたいと思えるか？」</li>
  <li>「これについてなら自然と調べてしまうか？」</li>
</ul>

<p>僕の場合、それが「文章を書くこと」や「人の考えを整理すること」でした。</p>

<p>Webライターという仕事に出会ったとき、<strong>「これなら努力せずに続けられるかも」と思えた</strong>のが大きなポイントでした。</p>

<h3>② 作業の手順やゴールが明確か</h3>

<p>ADHD傾向のある人にとって、<strong>「曖昧さ」「次に何をすればいいかわからない状況」</strong>は非常にストレスになります。</p>

<p>一方で、<strong>「これをやったら、次はこれ」</strong>と決まっている仕事は、安心して集中できます。</p>

<p>たとえば：</p>
<ul>
  <li>執筆の流れが決まっているライター業</li>
  <li>ルールに沿って加工する動画編集</li>
  <li>工程が固定化されている製造・技術職</li>
</ul>

<p>僕も最初は「クリエイティブな仕事＝自由で大変そう」と思っていましたが、<strong>実は細かい手順が決まっていることも多く</strong>、それがむしろ合っていたんです。</p>

<h3>③ ひとりで集中できる時間があるか</h3>

<p>僕は、マルチタスクや人とのやりとりが多すぎる環境だと、頭が真っ白になってしまうタイプです。</p>

<p>だから、仕事選びでは「コミュニケーションの少なさ」「ひとりで進められる裁量」があるかを重視しました。</p>

<p>たとえば：</p>
<ul>
  <li>チャット連絡のみで進む業務委託の仕事</li>
  <li>「納期まで自由にやってください」というスタイル</li>
</ul>

<p>これらは、<strong>過集中を活かして一気に取り組める</strong>ので、自分の特性にフィットしていました。</p>

<h2>逆にしんどかった仕事の特徴</h2>

<p>「合う仕事」を考える上で、「合わなかった仕事」から学ぶことも多かったです。</p>

<p>僕がしんどかった仕事の特徴：</p>
<ul>
  <li>電話対応が多く、急な割り込みタスクが発生する</li>
  <li>成果より「気配り」「段取り」が重視される</li>
  <li>上司や同僚との雑談や空気の読み合いが求められる</li>
</ul>

<p>これらは、自分にとって“努力しても改善が難しい”要素だったので、<strong>「合わないと割り切ること」</strong>も大切だと気づきました。</p>

<h2>ADHD気質に合いやすい仕事の共通点</h2>

<p>自分の体験や他のADHD当事者の話を総合して、向いている仕事には次のような共通点があると感じています：</p>

<ul>
  <li>興味・関心のある分野である</li>
  <li>ひとりで黙々とできる時間がある</li>
  <li>作業の手順やルールが明確</li>
  <li>発想力や創造性が活かせる</li>
  <li>「正確さ」より「スピード感」や「発想」が求められる</li>
</ul>

<h2>仕事選びのヒント｜僕が使った3つの方法</h2>

<h3>① 自分の過去をノートに書き出す</h3>
<p>・楽しかった仕事<br>
・自然とやっていた趣味や活動<br>
・人からよく頼まれること</p>
<p>これらを洗い出すことで、「得意かつ苦にならないこと」が見えてきました。</p>

<h3>② 特性に合った働き方をリストアップ</h3>
<p>「通勤がない方がいい」「会話より文章のやりとりがいい」など、<strong>仕事そのものより“働き方の条件”</strong>を明確にしました。</p>

<h3>③ 転職サイトや副業サイトをのぞいてみる</h3>
<p>いきなり応募しなくても、どんな仕事があるのかを見るだけでも、「こんな働き方もあるのか」と視野が広がりました。</p>

<h2>「向いてる仕事」が見えてきたら、どう動く？</h2>

<p>「もしかしたら、これが向いているかも」と思える仕事が見えてきたら、次にやるべきことは<strong>“小さく試してみる”</strong>ことです。</p>

<ul>
  <li>クラウドワークスでライティング案件に応募してみる</li>
  <li>Instagramやnoteで記事を書いて反応を見る</li>
  <li>動画編集の無料ツールで趣味動画を作ってみる</li>
</ul>

<h2>ADHDの自分に合う仕事を探すときの“注意点”</h2>

<ul>
  <li><strong>人の意見だけで決めてしまう：</strong> 「これ向いてるよ」と言われた仕事でも、自分がしんどいなら意味がありません。</li>
  <li><strong>完璧な職場を求めすぎる：</strong> 大切なのは「合わない部分が致命的じゃないか？」という見方です。</li>
  <li><strong>自己否定が出てきたら立ち止まる：</strong> 「またダメだった」と感じたら、立ち止まって気持ちを整理してOK。</li>
</ul>

<h2>行動のヒント｜今日からできる3つのこと</h2>

<ol>
  <li><strong>ノートに「過去の得意／苦手」を書き出す</strong></li>
  <li><strong>クラウドソーシングの仕事カテゴリをのぞいてみる</strong></li>
  <li><strong>「向いてそう」と思った職種の体験談を3つ読む</strong></li>
</ol>

<p><strong>しんどいまま頑張り続ける必要はありません。<br>
自分に合う仕事を、自分のペースで探していきましょう。</strong></p>

<h2>まとめ｜自分の特性に合う仕事は、必ずある</h2>

<p>ADHD気質があると、仕事選びが難しく感じることがあります。<br>
でも実は、「向いてないことが明確だからこそ、向いていることも見つけやすい」と感じています。</p>

<p>今回紹介した3つの視点をおさらいすると：</p>

<ol>
  <li><strong>興味が持てるか、続けたいと思えるか</strong></li>
  <li><strong>作業の手順やゴールが明確か</strong></li>
  <li><strong>ひとりで集中できる時間があるか</strong></li>
</ol>

<p><strong>完璧じゃなくていい。<br>
合う仕事は、必ず見つかります。</strong></p>