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ADHDで仕事を休みがち…続けられない理由と「やめずに働く」ための工夫

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こんにちは、当ブログを運営しているしょうです。

「毎日頑張って働いているのに、なぜか続かない」

「周りと同じように働けない自分がダメなのかな」

そんな風に悩んでいませんか?

僕も長い間、同じような思いを抱えて苦しんでいました。休まず出勤しているのに、土日は何もできずベッドで過ごす日々。「自分は社会人失格なのかも」と自分を責め続けていました。

でも今なら分かります。それは甘えでも怠けでもなく、自分の特性に合わない働き方を無理して続けていただけだったんです。

僕は精神科で「ADHD傾向がある」と診断され、ようやく自分を受け入れられるようになりました。そして試行錯誤を重ねて、「やめずに働き続けられる方法」を見つけることができました。

この記事では、仕事で限界を感じていた僕の体験談と、実際に効果があった5つの工夫をお伝えします。

「頑張ってるのにうまくいかない」と感じているあなたに、少しでも希望を届けられれば嬉しいです。

この記事を書いている人

  • 発達グレー×仕事・転職
  • ADHD気質あり/働き方に悩んできた会社員
  • 働き方を見直してWeb広告プランナーに転職
  • 悩みながらも、マネージャー職に
  • 仕組みと工夫で年収650万円
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僕が仕事で限界を迎えた理由|ADHD気質ゆえの「見えないしんどさ」

やりたくない仕事を続けて、心が壊れかけた

当時の僕は、毎日「やらなきゃいけない」という義務感だけで働いていました。

  • 任されているんだから、ちゃんとやらないといけない
  • みんな我慢してるんだから、自分も我慢するべき
  • 転職なんてリスクが高すぎる

そんな思い込みに縛られて、本当はやりたくない仕事に時間を奪われ続けていました。

結果として、感情のコントロールができなくなりました。

些細なことでイライラしたり、理由もなく涙が出そうになったり。週末は何も手につかず、ゲームと睡眠で時間を潰すだけの日々でした。

そんな時、娘が生まれました。

「このまま自分をすり減らすだけの働き方を続けていたら、この子と笑顔で向き合えなくなる」

その危機感が、僕を行動に駆り立てました。

ADHD気質特有の「常に脳がフル回転」状態

振り返ってみると、僕が疲れ切っていた理由がよく分かります。

ADHD気質の人は、常に頭の中が忙しい状態です。

  • タスクの順番を考えるだけで頭がいっぱいになる
  • 些細なミスが許されない場面ほど緊張して、結果的にミスをする
  • 人との会話でも「今、変なこと言ってないか」と気を使いすぎる

仕事中は何とかこなせても、終わった瞬間にぐったり。常に気を張っているから、土日にはもう何も残っていませんでした。

「頑張れてる」のに「続かない」矛盾するしんどさ

ADHDの特性は外から見るとわかりづらいため、周囲からは「普通に働けてる」と思われがちです。

でも本人としては、「ものすごく頑張ってようやく普通に見えてる」という状態。このギャップが、さらに自分を苦しめるんです。

  • 頑張ってるのに続かない
  • サボってるわけじゃないのに、気持ちが切れる
  • 誰にも理解してもらえない

そういう”わかってもらえないしんどさ”が積み重なると、心が疲れ切ってしまいます。

やめずに働き続けるために見つけた5つの工夫

限界を迎えた僕が、試行錯誤の末に見つけた方法をご紹介します。どれも特別なことではありませんが、継続することで確実に変化を感じられました。

1朝のスイッチで1日のコンディションを整える

朝の始まり方が、その日のパフォーマンスを決めると実感しています。

ダラダラ起きてスマホを眺めていると、頭がどんよりしたまま出勤することになります。でも、朝にひとつだけ”スイッチ”を入れると、そこから流れが変わります。

僕が実践している朝のルーティン:

  • Bluetoothイヤホンでお気に入りの音声を流す
  • 外の空気を吸いながら5分だけ散歩する
  • コーヒーを飲みながら、その日のタスクを軽く書き出す

これだけのことでも、「よし、今日いけるかも」という気持ちが湧いてきます。

2タスクを細分化して「忘れない仕組み」を作る

ADHD気質の特徴として、「頭ではわかってるのに、気づけば忘れてる」ことが頻繁にあります。

だからこそ、行動を記憶に頼らない仕組みを作りました。

具体的な方法:

  • ToDoはできるだけ細かく分けて記録
  • 優先度をABCで明確に設定
  • スマホのアラートで定期的に通知
  • 朝・昼・夕方にリマインダーをセット

「これだけやればOK」と自分に指示を出すようにすると、安心して動けるようになりました。

3「100%出勤」の呪縛から解放される

昔の僕は、「週5フル出勤=社会人として当たり前」だと思い込んでいました。

でもその”当たり前”にこだわって心と体を壊してしまったら本末転倒です。

今は考え方を変えました:

  • 「今日はパフォーマンス落ちそうだな」と思ったら60%で乗り切る
  • 完璧を目指すより、継続することを優先する
  • 短期で頑張るよりも、長期で続けられる形を作る

この考え方の転換で、格段に働きやすくなりました。

4限界の「少し手前」で調整する技術を身につける

以前の僕は、ギリギリまで我慢して限界を超えてから休むタイプでした。でもそれだと復帰するのが余計にしんどくなります。

今は「ちょっとヤバいかも」と思った時点で対処します:

  • ペースを意識的に落とす
  • 信頼できる人に相談する
  • 重要度の低いタスクは手を抜く

「頑張ること」よりも、「崩れすぎないように調整すること」の方がずっと難しいけど、ずっと価値があると感じています。

5自己肯定感を「小さな行動」で育てる

「どうせ自分なんて」という思考パターンから抜け出すのに最も効果があったのは、地味な習慣の継続でした。

僕が続けている習慣:

  • 軽い筋トレ(腕立て伏せ10回など)
  • 15分程度の散歩
  • 早寝早起きの実践

どれもすぐに変化があるわけではありません。でも「今日もちゃんとやれた」という日が少しずつ増えていくと、不思議と心が安定してきます。

「自己肯定感があるから行動できる」のではなく、「小さな行動が自己肯定感を育ててくれる」んです。

それでも限界なら「環境を変える」選択もある

ここまでの工夫をしても、どうにもならない時があります。どれだけ生活リズムを整えても、心と体が「ここにはもういたくない」と叫んでいる時です。

転職は「逃げ」ではなく「前向きな選択」

僕は娘が生まれたタイミングで、次の職が決まる前に会社を辞める決断をしました。

正直、怖くなかったわけではありません。

でも、あの働き方をこの先も続けるほうが、よっぽど怖かった。

結果的に自分を追い込んでしまい、不安でいっぱいでした。でも、それでもよかったと思えるのは、「やってみたかった仕事に振り切れたこと」でした。

自分の特性に合った環境で見つけた「働く喜び」

転職後に選んだWeb広告の仕事は、自分がやったことがすぐに数字として返ってくる環境でした。せっかちな僕にとって、それは最高に合っていました。

「せっかちだね」と言われ続けてきた性格が、ようやく武器になった気がしました。

環境が変わるだけで、こんなにも働くことが楽しくなるのかと驚きました。前は土日を寝て過ごすだけだったのに、今は家族との時間も充実しています。

まとめ|ADHD気質でも「働き方次第で人生は変わる」

僕はずっと「どうせ自分なんて…」と、自分を否定しながら生きてきました。

でも、変われました。

きっかけは娘の誕生でしたが、本当に変わったのは「自分を大切にする選択」を始めてからです。

ADHD気質の人に伝えたいこと

  • 無理して”普通”を目指す必要はない
  • 自分の特性に合った働き方を選べば、ちゃんと続けられる
  • 逃げることも、変えることも、決して悪くない

大切なのは、「自分を大切にできる選択」をすること。

それが結果として、仕事を続けることにもつながります。

もし今、「もう限界」「自分なんて」と思っているなら、この記事があなたの一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

ABOUT ME
しょう
しょう|30代の会社員 「ADHDっぽいかも」と感じながら働いてきました。 ミスや人間関係に悩んだ経験から、働き方を見直すように。 このブログでは、自分に合った働き方を探してきた過程や転職についてお伝えしています。