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ADHDで「仕事が続かない」と感じていた僕が、転職に向けて見直した3つの視点

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こんにちは、当ブログを運営しているしょうです。

「また辞めたくなってるかも」
そんなふうに思って、スマホで「ADHD 転職 繰り返す」と検索した夜が、僕にもありました。

転職回数が特別多いわけではないけれど、
働くたびに「違和感」や「しんどさ」が積もっていって、
「このままずっと続けられる気がしない」と、どこかで諦めている自分がいました。

学生時代も、ずっとそんな感じでした。

飲食店、アパレル、家電量販店…。
いくつかのバイトを経験したけれど、どれも半年も続かずに終わってしまう。
周りが楽しそうに働いている中で、自分だけが置いていかれているような感覚がありました。

本当は成長したいし、ちゃんとやりたい気持ちもあったんです。
でも、どうしても心がついてこなかった。

社会に出てからも、「この仕事は向いてないのかも」と感じながら働き続けて、
限界が来るたびに、次の選択肢を探してきました。

今の僕は、ADHD傾向があるかもしれない自分と向き合いながら、
「どうすれば無理せず働けるか」を少しずつ探し続けています。

この記事では、そんな僕が“転職で失敗しないために見直した3つの視点”を、実体験とともにお伝えします。

「また続かないかもしれない」と不安になっているあなたにこそ、
読んでほしい内容です。

「続かない=自分が悪い」と思っていた頃の僕

学生時代、いくつかのアルバイトを経験しました。飲食店、アパレル、家電量販店…。
でも、どれも半年も続かずに終わってしまいました。

決して不真面目にやっていたわけではありません。
それでも、働くたびに「なぜかうまくいかない」「自分だけ続かない」という焦りが積み重なっていきました。

「また辞めてしまった」「自分には根性がないのかもしれない」
そんなふうに、気づかないうちに自分を責めるようになっていました。

社会人になってからも、その感覚は続きました。
最初に就職した英会話スクールでは営業中心の仕事に配属され、どうしても合わず、社内異動を相談しました。

異動後は3年間働いたものの、今度は滞納者対応や休日出勤、移動の多さといった要素にじわじわと消耗していきました。
子どもが生まれたばかりなのに、家族と過ごす時間もほとんど取れない毎日。

「また続けられないかもしれない」
そう思うたびに、努力不足や気持ちの弱さのせいにして、なんとか自分を奮い立たせようとしていました。

でも今になって思うのは、
「合っていない働き方を、無理して続けようとしていただけだったんじゃないか」ということです。

特性や環境とのミスマッチが続けば、どんなに意欲があっても、続けるのは難しくなる。
続かないのは、自分が悪いからじゃなかった。ようやく、そう思えるようになってきました。

「向いてない働き方」で消耗していた理由

そもそも僕は、仕事そのものがあまり好きじゃありません。
できれば働かずに済むならそれが一番だと思っています。

でも現実には、生きていくために働かざるを得ない。
だからこそ、せめて「しんどすぎない働き方」を見つけたくて、ずっと模索してきました。

最初に就職した英会話スクールでは、営業メインの仕事を任されていました。
毎日のように数字に追われて、その場その場で判断し、即決を迫るトークを求められる。
自分の感覚や思考のペースとはあまりにも合わなくて、いつも焦ってばかりでした。

なんとか社内異動をしてからは、滞納者対応の電話や、頻繁な地域移動といった別のストレスがのしかかってきました。

家族と過ごす時間もほとんど取れない。
休日に働いて、やっと帰ってきたら疲れ果てている。

そんな日々を繰り返すうちに、「これはもう限界かもしれない」と思うようになっていきました。

さらにしんどかったのが、人間関係の距離感です。
雑談が苦手なわけではないけれど、合う人と合わない人の差が激しく、職場でずっと気を張っている状態が続く

言葉の温度差や価値観の違いに振り回されて、毎日ぐったりして帰る。
その頃の僕は、仕事だけじゃなく、「働く場」そのものに疲れ果てていました。

でも今なら、少しは冷静に理解できます。

僕は、刺激が多い環境や人との関わりに強く影響を受けやすいタイプだった。

これは性格のせいじゃなくて、ADHD傾向による「注意の散りやすさ」や「感情の起伏の激しさ」が関係していたんだと思います。

「仕事が続かない」ことで悩んでいたけれど、
本当は“合っていないことを、無理して続けていただけ”だったのかもしれません。

転職で失敗しないために見直した3つの視点

仕事が嫌いな僕が、それでも働き続けなきゃいけない現実の中で、
「せめてこれ以上、転職で消耗したくない」と思うようになりました。

そのときに見直したのが、以下の3つの視点です。

1. 自分が「しんどくなる瞬間」を細かく言語化する

なんとなく「この仕事は合わない」と思って辞めると、次でも同じことが起こりがちです。
だから僕は、まず「どんなときにしんどくなるのか」をできるだけ具体的に書き出すようにしました。

  • 午後になると頭がまわらなくなって、判断力が落ちる
  • 曖昧な指示をされると、何を求められてるかわからなくて混乱する
  • 合わない人との関わりが続くと、何日も引きずってしまう

こうして整理してみると、自分にとって「働きにくい環境」の特徴が見えてきます。
それだけでも、次にどんな職場を避ければいいかがだいぶ明確になりました。

2. 仕事内容より「働き方の自由度」で選ぶ

それまでの僕は、「何をやるか」で仕事を選んでいました。
でもそれだと、どんなに好きなことでも、働き方が合わなければ長続きしないことに気づいたんです。

たとえば今のWeb広告のプランナーという仕事も、ゼロからの挑戦でした。
でも、「1人で集中できる時間がある」「在宅で働ける日もある」「成果が可視化されやすい」など、
僕にとってラクに働ける条件が揃っていたから、なんとか続けられています。

「自分にとってのしんどさ」は、仕事内容よりも環境や裁量に左右されることが多い。
そう気づいてからは、求人を見るときのチェックポイントも変わりました。

3. 自分ひとりで「合う職場」を探さない

転職って、ひとりで悩みながら進めると、だんだん自信がなくなってきます。

だからこそ、僕は「自分に合う働き方」を一緒に整理してくれる存在が必要だと感じました。

  • ADHD傾向に理解のある転職エージェントに相談する
  • 無料の適職診断ツールで自己理解を深める
  • 信頼できる人に、自分の強みや弱みを言語化してもらう

全部をひとりで抱えこまなくていい。
むしろ、誰かと一緒に進めたほうが、「間違った方向」に行きづらくなると実感しています。

「続けること」じゃなく、「自分に合うこと」

以前の僕は、「仕事が続かない=ダメなやつ」だと思っていました。

3年続けて初めて一人前。
すぐ辞めたら、経歴に傷がつく。
転職を繰り返す人は、信用されない。

そんな“世間の常識”のようなものを、自分にも無意識に当てはめていたんだと思います。

でも今は、その考え方自体が、自分を苦しめていたと気づきました。

ADHD傾向のある人にとって、「続ける力」は努力だけでなんとかできるものじゃない。
環境、やり方、人間関係──そういった“外側”との相性に、すごく影響を受けやすいからです。

どれだけ頑張っても、合ってない環境で働き続けると、必ずどこかで限界がきます。

逆に言えば、自分に合った仕事や職場と出会えたとき、驚くほどスムーズに続けられたりする。

僕にとっては、「裁量がある」「静かに集中できる」「数字が明確」という条件が、その鍵でした。

続けることが目的じゃなくて、“ラクに続けられる状態”をつくることが大事なんだと思います。

そのためには、「また続かなかった…」と落ち込む前に、
「この働き方、本当に自分に合ってた?」と問い直す視点を持つことが必要でした。

「合わなかったら変えてもいい」
「逃げじゃなくて、調整だ」

そう思えるようになってから、仕事との向き合い方が少しずつ変わってきました。

まとめ|“しんどさ”を無視せず、働き方を見直すことが未来につながる

転職回数が少ないからといって、うまくいってきたわけじゃない。

むしろ僕は、「続けなきゃ」「ちゃんと働かなきゃ」と思うあまり、
無理して合わない環境にとどまり、自分のしんどさにフタをしてきたように思います。

でもその結果、心も体も削られて、働くこと自体がどんどん嫌いになっていきました。

だからこそ今、声を大にして言いたいのは、
「しんどさは、無視していいものじゃない」ということ。

ADHD傾向のある人は、働き方や職場環境の影響をとても受けやすい。
だからこそ、自分に合っていない場所で我慢し続けるより、
「自分に合った状態を探す・つくる」ことに目を向けてほしいと思っています。

続けられないのは、あなたが悪いんじゃない。
ただ、設計が合っていなかっただけ。

それに気づけるだけでも、次の一歩は少し軽くなるはずです。

このブログでは、そんな「しんどさとうまく付き合いながら働くための視点」を、
これからも発信していきます。

焦らなくていい。
少しずつ、自分に合った働き方を見つけていきましょう。

ABOUT ME
しょう
しょう|30代の会社員 「ADHDっぽいかも」と感じながら働いてきました。 ミスや人間関係に悩んだ経験から、働き方を見直すように。 このブログでは、自分に合った働き方を探してきた過程や転職についてお伝えしています。