こんにちは、当ブログを運営しているしょうです。
私は会社員として10年以上働いてきましたが、「人よりミスが多い」「仕事が続かない」「評価されない」と感じる場面が何度もありました。
精神科で相談した際には「ADHD傾向があるかもしれない」と言われ、自分でも「どうしてうまく働けないんだろう」と悩んできた一人です。
そんな自分でも、働き方を見直し、環境を選び、仕組みを工夫することで、少しずつ「自分らしく働ける道」が見えてきました。
またミスした…を何度も繰り返していませんか?
指摘されて落ち込む、焦って空回りしてまたミスをしてしまう。
そんな経験を繰り返していると、「自分は社会人としてダメなんじゃないか」と感じてしまいますよね。
でもその背景には、努力や根性ではどうにもならない「特性」が関係していることもあります。
この記事では、ADHD傾向がある人がミスを減らすための考え方と具体的な工夫を紹介します。
ADHD傾向がある人にミスが多い理由
注意がそれやすく、集中が続きにくい
目の前の作業をしているのに、別のことが気になって手が止まる。
話を聞いているつもりが、別のことを考えていて抜けてしまう。
ADHD傾向のある人にとって、「集中し続けること」自体がそもそも難しい場合があります。
段取りや優先順位づけが苦手
やるべきことが頭の中にたくさんあっても、どれから手をつければいいかわからない。
結果、重要なタスクを後回しにしてしまい、直前で焦ってミスにつながることがあります。
頭の中で管理しようとする
メモを取らずに「覚えておこう」とすることで、予定やタスクを抜かしてしまうことがあります。
これは意志や記憶力の問題ではなく、特性として“ワーキングメモリ”が弱い場合があるためです。
自分を責めるより「仕組み」でミスを減らそう
タスクは「視覚化」しておく
ToDoリストやタスク管理アプリに書き出して、頭の中ではなく「見える場所」で管理するようにしましょう。
書くだけで整理され、忘れにくくなります。
すぐに忘れることを前提に仕組みを使う
記憶を頼りにせず、「忘れても大丈夫な環境」を作るのがポイントです。
たとえば通知付きのカレンダー、タスクを音声入力して保存できるアプリなどを使うと安心です。
「やらないと困ること」だけに集中する
優先順位がつけづらいときは、「これを忘れると一番困るのは何か?」を基準に選びましょう。
それだけをまず終わらせれば、他のミスも減っていきます。
ミスを減らすための具体的な工夫アイデア
朝イチに「今日やることを3つ」だけ書き出す
タスクを全部書き出すと混乱することもあります。
まずは3つに絞って「できた感」を積み上げましょう。
Googleカレンダーで締切・会議を通知設定
仕事での忘れ防止に非常に有効です。
開始の15分前・1時間前など、複数通知を設定するのがコツです。
「うっかり」が起きやすい場所にチェックメモを貼る
たとえば:モニター横に「書類提出」「Slack返信」など、よく抜けるタスクを貼っておく。
スマホのロック画面に予定を表示しておくのも効果的です。
繰り返すミスを「対策ノート」にまとめる
自分がどんな場面でどんなミスをするか、それにどう対策するかを記録しておきましょう。
“自分専用の攻略本”を作るような感覚で、繰り返さない意識が高まります。
まとめ|仕組みと工夫で、ミスは必ず減らせます
ADHD傾向がある人にとって、完璧なミスゼロを目指すのは現実的ではありません。
でも、自分の特性を理解して、仕組みと工夫でカバーすることで、確実に減らすことはできます。
ミスを「自分のダメさ」だと責めずに、「仕組みが足りなかっただけ」と考えることが大切です。
あなたがダメなんじゃありません。
今のやり方が、あなたに合っていないだけかもしれないのです。